こんにちは、鍼灸師のRyosukeです。
顔のたるみやしわで悩んでいませんか?特に40代、50代になると、顔全体のハリが失われ、フェイスラインがぼやけてきたと感じる方が多いのではないでしょうか。
実は、同じ肌の老化現象でも、たるみとしわでは原因が違い、改善のしやすさも大きく異なります。
今回は、10年の臨床経験から分かった「たるみとしわの違い」と「なぜ美容鍼でたるみの方が改善が早いのか」について、実際の患者さんの改善例を交えてお話しします。

たるみとしわの違いを医学的に解説
肌の構造から見たたるみ
たるみは、肌の深い層にあるコラーゲンとエラスチンの減少と、顔の筋肉の衰えが原因です。
年を重ねると:
- 真皮(しんぴ)層のコラーゲンが減少する
- 支える筋肉が衰える
- 肌が重力に逆らえなくなる
結果として、フェイスラインがぼやけ、頬が下がり、ほうれい線が深くなります。
しわができる仕組み
一方、しわは肌の表面の乾燥と、繰り返される表情の癖が主な原因です。
笑った時、怒った時、眉をひそめた時など、同じ部位で同じ動きが繰り返されることで、やがて定着してしまいます。
なぜ美容鍼でたるみの方が改善が早いのか?
コラーゲンとエラスチンの再生
鍼を刺すと、体は「傷を修復しよう」と反応します。その過程で、繊維芽細胞(せんいげさいぼう)が活性化され、新しいコラーゲンとエラスチンが生成されます。
これにより、肌の内側から支える力が戻るのです。
対比して、表面的なしわは、この内側からの再生だけでは改善しづらく、同時に保湿や生活習慣の改善が必要になります。
筋肉刺激による引き締め効果
鍼は、たるみの原因となっている顔の筋肉にも直接働きかけます。
特に、フェイスラインを引き上げる筋肉を刺激することで、短期間で目に見える引き締め効果が期待できるのです。

フェイスラインと顔面神経の関係
顔面神経とはなにか
顔面神経(がんめんしんけい)は、顔のあらゆる表情筋を支配する神経です。
フェイスラインを引き上げる重要な筋肉も、この顔面神経に支配されています。
パルス(鍼通電)の効果
当院では、フェイスラインと顔面神経の2~3枝に対して、鍼通電(パルス)を行います。
これにより:
- 筋肉への刺激が深く、確実に届く
- 血流がさらに改善される
- 神経の働きが活性化される
結果として、たるみの改善が格段に早くなるのです。
40~50代患者さんの改善例
初診時の状態
50代女性の患者さんが来院されました。
主な悩みは「顔のたるみが気になっている」ということ。特にフェイスラインがぼやけ、頬が下がってきたのが気になっているとのことでした。
施術内容(フェイスライン + 顔面神経パルス)
初診から現在まで、月1回のメンテナンスで継続的に施術を行っています。
1回の施術で:
- フェイスラインに美容鍼を施術
- 顔面神経の2~3枝に鍼通電(パルス)を実施
- 施術時間は約30分
改善経過
初診時は「顔のたるみが気になっている」とおっしゃっていましたが、現在は「そこまで気にならなくなった」と感想をいただいています。
特に、フェイスラインのぼやけが改善され、顔全体の印象が引き締まったとのことです。
月1回のメンテナンスに切り替わったことで、改善した状態を保ちながら、さらなる美容効果を期待できる状態になっています。
セルフケア:側頭筋マッサージの方法
鍼灸施術だけでなく、自宅でのセルフケアがとても重要です。
シャンプー時のマッサージ方法
患者さんには、毎日のシャンプーの際に側頭筋のマッサージを指導しています。
やり方:
- シャンプーをしながら、5本の指を使う
- 耳の上の周囲を、前後に押すようにマッサージする
- 1日1回、シャンプー時に行う
痛気持ちいい程度の強さ
マッサージの強さは、「痛気持ちいい程度」に調整することがポイントです。
強すぎるとかえって筋肉を傷めてしまいますし、弱すぎると効果が薄れます。
側頭筋がほぐれると、フェイスラインを引き上げるサポートになり、美容鍼の効果をさらに引き出せます。
生活習慣で気をつけるべきポイント
保湿の大切さ
肌表面のしわを防ぐためにも、日々の保湿は欠かせません。
夜寝る前、朝起きた時に、化粧水と保湿クリームで肌に水分を与えることで、肌のバリア機能が高まります。
良い睡眠の重要性
肌の再生は、睡眠中に最も活発に行われます。
毎晩、できるだけ同じ時間に寝て、質の良い睡眠を心がけることで、コラーゲンの生成がより効率よく進みます。

水分補給のコツ
体内の水分不足は、肌の乾燥につながります。
1日を通して、こまめに水を飲む習慣をつけることで、肌の保湿力が内側から高まります。
特に、起床直後と就寝前のコップ一杯の水は、肌の再生を助けます。

まとめ
たるみとしわは、見た目は似ていても、原因と改善のアプローチが大きく異なります。
美容鍼による施術と、セルフケア(側頭筋マッサージ、保湿、睡眠、水分補給)を組み合わせることで、たるみは比較的早期に改善が期待できます。

40代、50代で顔のたるみが気になり始めた方は、ぜひ一度鍼灸施術を検討してみてください。
月1回のメンテナンスで、若々しいフェイスラインを保つことは十分可能です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
X(旧Twitter)もやっているのでフォローよろしくお願いします。
X(旧Twitter)アカウント→@shinbitokenn
本記事は、筆者の臨床経験に基づいた情報提供を目的としており、特定の効果を保証するものではありません。肌に不安がある方、アレルギーがある方は、事前に医師にご相談ください。


コメント