なぜ現役鍼灸師の私にニキビが?東洋医学と西洋医学から紐解くニキビの原因と対策

健康

こんにちは、鍼灸師のRyosukeです。

最近の出来事なのですが、おでこにニキビができてしまいました。

普段はそれほど肌トラブルが起きない方なのですが、なぜ現役の鍼灸師である自分にニキビができたのか、西洋医学と東洋医学の両方の視点から自分なりに考察してみました。肌荒れに悩む方の参考になれば幸いです。

ニキビができる仕組み(西洋医学の視点)

アクネ菌は誰の肌にもいる

ニキビの原因として「アクネ菌」がよく挙げられます。しかし、アクネ菌は誰の肌にも存在している常在菌(じょうざいきん)の一種で、それ自体が悪者というわけではありません。毛穴の中の環境が変わることで、この菌が増えすぎてしまい、炎症が起こるとニキビへとつながっていきます。

毛穴が詰まる

ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れや、前髪などによる物理的な刺激、シャンプーやトリートメントの洗い残しなどによって、毛穴の出口の角質が厚くなり、塞がってしまうことがあります。

皮脂が増える

毛穴の出口が塞がった状態で皮脂が溜まると、毛穴の中が密室のような状態になり、アクネ菌が増えやすい環境が整ってしまいます。皮脂の分泌には、ホルモンバランスや睡眠不足、ストレスなどが関わるほか、脂質や糖質の多い食事も影響すると言われています。

私の場合は「前髪」に心当たりが

私の場合、この2つのうち「毛穴が詰まる」ほうに心当たりがありました。ちょうどニキビができる少し前に髪型を変え、前髪を下ろすスタイルにしたため、おでこへの物理的な刺激が増えたことが一因ではないかと考えています。

東洋医学から見たおでこのニキビ

顔の部位と五臓の関係

東洋医学では、顔の部位ごとに内臓(五臓)との関わりがあると考えられています。部位の対応は流派によって違いもありますが、おでこは主に次の臓の状態が表れやすいとされています。

  • 肝(かん)・心(しん) — ストレスや緊張、気持ちの落ち込みと関わりが深いとされます
  • 腎(じん) — 成長や生殖、ホルモンバランスとの関わりが深いとされます

ちなみに、口のまわりのニキビは、胃腸の働きを担う「脾(ひ)」と関係が深いと言われています。

「気・血・津液」の巡り

東洋医学では、体を巡る「気(き)」「血(けつ)」「津液(しんえき)」の流れが滞ることも、肌荒れの一因と考えられています。西洋医学の言葉に置き換えるのは難しいのですが、あくまでイメージとしては次のようになります。

  • 気 — 体を動かすエネルギー。自律神経の働きに近いイメージ
  • 血 — 血液とその巡り
  • 津液 — リンパ液など、血液以外の体の水分

鍼灸でのアプローチ

鍼灸の施術では、ツボへの刺激で肝・心・腎などのバランスを整え、気や血の巡りを良くすることで、肌の健やかなターンオーバーをサポートすることを目指します。

また、美容鍼では、顔に鍼でごく小さな刺激を加えることで、体が本来持っている修復の働きを促すという考え方もあります。

ただし、鍼灸は皮膚科での治療(塗り薬や飲み薬など)に取って代わるものではありません。あくまで体の内側からのサポートとして考えてください。

ニキビができてしまったときの対処法

触らない、潰さない

ニキビは基本的に、自分で触らずそっとしておくことがすすめられています。

手で触ったり、無理に潰したりすると、そこから細菌が入り込んで炎症が悪化し、跡が残りやすくなることがあります。特に爪や指で押し出すような行為は、炎症を悪化させる原因になりやすいため注意が必要です。

私はニキビパッチで保護しています

私自身は、ニキビができたときは市販のニキビパッチを貼って、直接触れないようにしています。CICA(ツボクサエキス)など、肌の炎症を落ち着かせる働きがあるとされる成分を含んだパッチを選ぶことが多く、肌になじみやすく日中も目立ちにくいため重宝しています。

ただし、ニキビパッチはあくまで保護や悪化予防のためのアイテムです。炎症が強い場合や繰り返しできる場合は、市販品に頼り続けず、早めに皮膚科を受診してください。使用感や合う・合わないには個人差があります。

私の場合の考察(あくまで一個人の経過です)

今回のケースを振り返ってみると、睡眠時間は7時間ほど確保できていたため、慢性的な睡眠不足が主な原因ではなさそうだと感じました。

一方で、ニキビができる少し前に揚げ物を食べる機会があり、皮脂の分泌が一時的に増えていた可能性は考えられます。また、散髪後に髪の毛が肌に付着していたことも、外からの刺激として重なっていたかもしれません。

ストレスの影響も完全には否定できないため、東洋医学の考え方に基づいて、肝・心・腎に関係するとされるツボに、セルフケアとして自分で鍼を行いました。

その後、症状は落ち着いていきましたが、これはあくまで私一人の経過です。食事内容を見直したことや、髪が肌に触れないよう工夫したことなど、生活習慣の改善が重なった結果である可能性も十分にあります。効果の現れ方や経過には個人差が大きいことをご理解ください。

なお、鍼は専門的な知識と技術が必要なため、ご自身で行うことは避け、必ず有資格者の施術を受けてください。

ニキビを予防するためにできること

今回の経験も踏まえて、日常でできる予防のポイントをまとめます。

  • 前髪や髪の毛が肌に触れないようにする — おでこにニキビができやすい方は、ピンで留めるなど、髪が当たらない工夫を
  • シャンプーやトリートメントはしっかり洗い流す — 生え際やフェイスラインに残りやすいので注意
  • 枕カバーやタオルを清潔に保つ
  • 揚げ物や甘いものをとりすぎない
  • 睡眠をしっかりとり、ストレスをためこまない

こんな場合は自己判断せず皮膚科へ

次のような場合は、セルフケアだけに頼らず、早めに皮膚科を受診してください。皮膚科では、保険が使える塗り薬や飲み薬による治療を受けることができます。

  • 同じ場所に繰り返しニキビができる
  • 痛みや腫れが強い、膿(うみ)を持っている、しこりのように硬く大きい
  • 数週間たっても改善しない、悪化している
  • 広い範囲に炎症が広がっている
  • ニキビ跡が残りやすい

ニキビの背景には、ホルモンバランスの乱れなど、生活習慣の見直しだけでは改善が難しい要因が関わっていることもあります。長引く場合は自己流のケアで抱え込まず、専門家に相談することが、結果的に一番の近道になることが多いです。

まとめ

今回は、私自身のおでこにできたニキビをきっかけに、西洋医学と東洋医学それぞれの視点から原因を考察してみました。

肌トラブルの原因は一つとは限らず、生活習慣や食事、ストレス、物理的な刺激など、複数の要因が重なって起こることがほとんどです。ニキビに悩まれている方は、まずは生活習慣を見直しつつ、症状が長引くようであれば、お近くの皮膚科や鍼灸院などの専門家に相談してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

X(旧Twitter)もやっているのでフォローよろしくお願いします。

X(旧Twitter)アカウント→@shinbitokenn

コメント

タイトルとURLをコピーしました